【交流試合】ポジション別使用ギアまとめ-投手篇-【2020年夏】

このページの最終更新は20年9月24日です

こんにちは。

バックネット裏(@baseballbacknet)です。

センバツの代替として開催された交流試合。

熱戦の裏で[グローブのカラー規制緩和][白スパイク解禁]など野球道具的な視点で大きな変化があった大会でした。

この記事では、登板した全72投手が使用していたグラブについて紹介していきたいと思います。

バックネット裏

私の中で、甲子園におけるグラブのイメージが田中将大投手が3年夏に使っていた”あのグラブ”からアップデートされません。ビッグM×IBEライン×ライムイエローが本当にかっこよかった・・・

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大会概要

新型コロナウイルスの影響もあって、当初は3月19日〜31日で予定されていた第92回選抜高等学校野球選手大会は以下の日程・ルールにて代替大会が開催されました。

▶主な日程

  • 7月18日(土)組み合わせ抽選会
  • 8月10日(月)開幕
  • 8月17日(月)最終戦

 

▶新型コロナウイルス対策

  • 抽選会はオンライン、もしくは代理抽選
  • 原則無観客試合(控え部員や保護者、学校関係者、プロ野球関係者らの入場は、感染状況の推移を見ながら検討)
  • 全校集合による開催式は行わない(オンラインを併用した開催)

 

▶特別ルール

  • ベンチ入りメンバーを20名とする(通常は18名)
  • 各校1試合のみ
  • 9回を終えて同点の場合、タイブレークを採用する

出場各校の学校別道具まとめについては以下のページからご参照ください。

【選抜】出場選手道具まとめ-出場校一覧-【2020年春】

2020年1月25日

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投手たちが使用したグラブ

いよいよここからが本編になります。

グラブのメーカーシェアカラーシェアの2つの視点からどのような傾向があったのか見ていきましょう。

何種類のメーカーが登場したのか?

まず、全体で何社のグラブが登場したのかについて紹介します。

今大会では合計で10社のグラブが使用されていました。

登場した10社のメーカーは以下のとおりです。(アルファベット順)

昨年の選手権大会との比較で、新たな顔ぶれとしてCHIAKIHSWLOPIRyuZEEMSが登場しました。

ちなみに、逆に昨年の選手権大会では使われていたものの、今大会では使われていなかったメーカーは以下の通りです。

昨年の記事はこちら↓

【甲子園】甲子園出場選手道具まとめ-投手グラブ篇-【2019年夏】

2019年10月20日

メーカーシェアランキング

続いて、登場した10社のグラブについて、使用人数順のランキングを紹介致します。

以下が集計結果になりますのでご覧ください。

甲子園_グラブ

この結果から感じた個人的なポイントは以下の2点になります。

  • 昨年シェア1位だったミズノが更にシェアを拡大
  • 上位2-4社のランキングに変動無し

それぞれのポイントについて補足していきます

▶ポイント①:昨年シェア1位だったミズノが更にシェアを拡大

昨年の投手が使用したグラブにおけるミズノのシェアは約43%。2位のZETT(同:約23%)を大きく離してシェア1位でした。そのようなミズノでしたが、今大会では更にシェアを伸ばし、約53%を占めるまでになりました。登板した選手の約2人に1人が同社のグラブを使用していた計算です。

▶ポイント②:上位2-4社のランキングに変動無し

上位2-4位は、ランキング順に、ZETTasicsSSKでした。この順位は昨年の選手権から変わらずというものでした。

ちなみに、各社が抱えるプロ野球選手のアドバザリースタッフの人数は以下の通りであり、asicsSSKは入れ替わるかたちとなります。

ZETT:15人

asics:2人

SSK:7人

各メーカーのアドバイザリー契約選手はこちら↓

【2020年Ver.】野球メーカーの契約選手まとめ

2020年4月15日

カラーシェア

冒頭でも紹介したとおり、今大会からグラブのカラー規制が緩和され、クリーム系の革を使うことがOKになりました。

その点については、大会終了後に各メディアが紹介していたのであわせてご覧ください。

以下がカラーシェアの集計結果になります。

メーカーシェア同様に、結果から感じた個人的なポイントを紹介します。

  • クリーム系を使った選手は約20%
  • オレンジ系が人気

それぞれのポイントについて補足していきます

▶ポイント①:クリーム系を使った選手は約20%

この数字を多いとみるか、少ないとみるかは主観によるところがあるかと思いますが、私個人としては【20%も】という感想でした。

ちなみに、クリーム系を使った14人を更にメーカー別に分類していくと以下のようになります。

ミズノ:10人

ZETT:3人

SSK:1人

使用する選手が多かったミズノは、プロ野球の世界でもクリーム系(ミズノはブロンドと名付けています)を使う選手が急増中。先日は、クリーム系のグラブを使うアンバサダー投手同士が投げ合うというシーンもございました。

▶ポイント②:オレンジ系が人気

自分で書いておきながら、というところではございますが、この表現は半分正しく、半分誤りです。どういうことかと申し上げますと、高校野球では「赤」のグラブはNGとなっています。一方で赤”系”のグラブは使用が認められており、各社が○○オレンジという表記で赤に近いカラーを展開しています。それらをすべて「オレンジ」として集計したために、合計値が最も多くなったという経緯がございます。

赤には闘争心を掻き立てる視覚効果があるとも言われており、1発勝負の高校野球の世界ではもってこいの色かもしれないですね。話はそれますが、私が高校の最後に使っていたオーダーミットはミズノのスプレンディットオレンジという赤系の色でした。

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メーカー別使用選手紹介

この章では、メーカー別に使用選手を画像を交えながら紹介していきます。(クリーム系のグラブについては網掛け加工を施しています。)

シェア1位:ミズノ[38人/42.8%]

No. 学校 選手名
1 広島新庄 秋田
2 広島新庄 秋山
3 平田 古川
4 平田 高橋
5 創成館 白水
6 創成館 坂口
7 明豊 若杉
8 明豊
9 明豊 太田
10 県岐商 野崎
11 県岐商
12 中京大中京 髙橋
13 鹿児島城西 八方
14 鹿児島城西 前野
15 星稜 萩原
16 星稜 野口
17 星稜 安土
18 磐城
19 仙台育英 向坂
20 仙台育英 伊藤
21 仙台育英 阿部
22 仙台育英 笹倉
23 桐生一 宮下
24 桐生一 蓼原
25 帯広農業 水上
26 健大高崎
27 健大高崎 橋本拳
28 鶴岡東 太田
29 日本航空石川 嘉手苅
30 日本航空石川 田中
31 東海大相模 石田
32 東海大相模 諸隈
33 智弁和歌山 大林
34 智弁和歌山 小林樹
35 白樺学園 岩田
36 白樺学園 坂本武
37 白樺学園 葛西
38 白樺学園 奥村

■右投手

星稜:荻原投手

■左投手

明豊:若杉投手

シェア2位:ZETT

No. 学校名 選手名
1 明徳義塾 新地
2 明徳義塾 代木
3 天理 庭野
4 天理
5 加藤学園 肥沼
6 国士舘 中西
7 倉敷商業 福家
8 倉敷商業 永野
9 明石商業 中森
10 大阪桐蔭 松浦
11 智弁和歌山 矢田
12 尽誠学園 谷口

■右投手

明石商業:中森投手

■左投手

智弁和歌山:矢田投手

シェア3位:asics[8人/11.1%]

No. 学校名 選手名
1 大分商業 川瀬
2 創成館 前田
3 智辯学園 西村
4 履正社 岩崎
5 鶴岡東 阿部
6 智弁和歌山 池田
7 山梨学院 川口
8 白樺学園 片山

■右投手

履正社高校:岩崎投手

■左投手

智弁和歌山:池田投手

シェア4位:SSK

No. 学校名 選手名
1 鳥取城北 松村
2 鳥取城北 阪上
3 鳥取城北 中川
4 東海大相模 笠川
5 大阪桐蔭 藤江
6 尽誠学園 村上
7 尽誠学園 仲村

■右投手

鳥取城北_10_20

鳥取城北:村松投手

■左投手

大阪桐蔭:藤江投手

シェア5位:UNDER ARMOUR

No. 学校名 選手名
1 花咲徳栄 高森
2 健大高崎 鈴木

花咲徳栄:高森投手

シェア6位:CHIAKIHSW、LOPI、RyuZEEMS

CHIAKI

No. 学校名 選手名
1 山梨学院 古川

HSW

No. 学校名 選手名
1 帯広農業 井村

▶LOPI

No. 学校名 選手名
1 健大高崎 長谷川

Ryu

No. 学校名 選手名
1 県岐商 松野

ZEEMS

No. 学校名 選手名
1 健大高崎 浅井

まとめ

交流試合(2020年夏)、投手たちが使用したグラブについて振り返りました。

14人のクリーム系グラブ使用選手のうち10人を占め、全体でも半数以上を占めるなど、ミズノのシェアがより一層高まる結果となりました。

来年以降、新たな色が追加されるのかそれともクリーム系が更に人気になっていくのか、今から楽しみです。

読んで頂きありがとうございました!

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