【交流試合】出場選手使用ギアまとめ-スパイク篇-【2020年夏】

このページの最終更新は20年8月30日です

こんにちは。

バックネット裏(@baseballbacknet)です。

センバツの代替として開催された交流試合。

熱戦の裏で[グローブのカラー規制緩和]白スパイク解禁]など野球道具的な視点で大きな変化があった大会でした。

この記事では、スパイクをテーマにまとめていきます。

バックネット裏

近年、ミドルカットやハイカットのスパイクを使う高校球児が激減しているようです。

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大会概要

新型コロナウイルスの影響もあって、当初は3月19日〜31日で予定されていた第92回選抜高等学校野球選手大会は以下の日程・ルールにて代替大会が開催されました。

▶主な日程

  • 7月18日(土)組み合わせ抽選会
  • 8月10日(月)開幕
  • 8月17日(月)最終戦

▶新型コロナウイルス対策

  • 抽選会はオンライン、もしくは代理抽選
  • 原則無観客試合(控え部員や保護者、学校関係者、プロ野球関係者らの入場は、感染状況の推移を見ながら検討)
  • 全校集合による開催式は行わない(オンラインを併用した開催)

▶特別ルール

  • ベンチ入りメンバーを20名とする(通常は18名)
  • 各校1試合のみ
  • 9回を終えて同点の場合、タイブレークを採用する

出場各校の学校別道具まとめについては以下のページからご参照ください。

【選抜】出場選手道具まとめ-出場校一覧-【2020年春】

2020年1月25日

解禁された「白いスパイク」とは

メーカーや色のシェアを見ていく前に“そもそも何故白いスパイクが導入されたのか”という点について、機能的な効果を交えて紹介していきたいと思います。

白スパイク導入が検討された背景

2019年5月24日、公益財団法人日本高等学校野球連盟(通称:高野連)から以下のような発表がありました。

高校野球用具の使用制限で規定していたスパイクのカラーについて、これまでブラックのみとしていましたが、熱中症対策として2020年度からはホワイトカラースパイクも使用可とすることに致しました。

出展:ホワイトカラースパイクについて

太字で加工を加えたように、熱中症対策を主目的として白いスパイクの使用が認められるようになりました。

高野連が国際大会において日本以外のチームが白スパイクを着用している点に注目。また、各地の指導者からも熱中症対策を目的に導入を推す声が複数上がったこと等が契機となり、昨年5月の発表となったようです。

なお、チームで統一すべきかどうか、という点については検討中で、移行期間として2020年、21年は白黒スパイクを使用する選手が混在することが認められています。

白いスパイクの数値的な効果とは

熱中症対策を目的に使用が認められた白いスパイク。では、熱中症対策になりえるという数値的な根拠はあるのでしょうか。

結論から言えば、数値的な根拠が確認されています。

具体的には、ミズノ社が独自に行なった実験にて以下のような効果が確認されています。

ポイントを整理すると下記2点です。

表面は約-20℃の効果が見られる

内面は約-10℃の効果が見られる

温度低下という面から、熱中症対策として大きな効果を発揮してくれそうなことがうかがえます。

使用した選手たちの声は?

では、実際に白いスパイクを着用した選手たちの感想はどのようなものだったのでしょうか。

大会終了後にいくつかのメディアによる選手聞き取り記事がございましたので紹介致します。(赤字は私が加工しました)

「(中村良二)監督に『どっちにするか決めろ』と言われて、キャプテン中心に話し合って、白スパイクに決めました。白スパイクだと熱さが全然違います。足からの熱がないので、風が涼しく感じます。黒スパイクのときは、足がやけどみたいに水ぶくれになったこともありました。とくに人工芝の球場とかはきついですね」(天理/田中勝大)

「独自大会から使用しています。黒スパイクより熱くなりにくいので使いやすいです。軽くて動きやすい感じがします」(創成館/二日一涼介)

練習時から白のスパイクを使用していた帯広農・前田愛都はこう言う。

熱さが全然違います。黒スパイクは熱すぎて、攻撃中のベンチでときどき脱いでいました。白にしてからはしなくなりました。白スパイク、いいです」

 

黒のスパイクは脱いだ時に汗がたまったけど、今はない」と効果を口にした

出典:スポニチ Annex

 

桐生第一(群馬)も白いスパイクで臨んだ。捕手の星野綜汰(3年)は「練習では黒を使っているけど、特に足の裏の暑さが違う」とお気に入りの様子だった。

出典:朝日新聞

上記で紹介したように、概ねその効果に対して実感を伴ったポジティブな感想だったようです。

塗料技術で対策を行うメーカーも

ここまで、スパイクの革を白にすることで得られる効果について紹介してきましたが、スパイク内に入ってくる熱を塗料で防ぐメーカーも現れています。

そのメーカーとはDESCENTE。NPBでは千賀投手(ホークス)や荻野選手(マリーンズ)も同社製のスパイクユーザーです。最近では、ライオンズの今井選手やマリーンズ福田選手がDESCENTEのスパイクを試合で着用しており、その人気がじわじわと拡大中。

サイト内では以下のように紹介されており、熱の侵入を約60%防ぐというから驚きです。

この塗料を従来の黒革スパイクはもちろん、白スパイクに使うことで熱中症対策に向けた相乗効果が期待できそうです。

熱中症対策以外の効果も?

この章の最後に、白スパイクがもたらす心理的な効果を交流試合出場の監督が語られていたので紹介いたします。

■明徳義塾・馬渕監督

「泥臭い明徳でも(スパイクを)白にしたらスマートに見えるやろ」

出典:Sportiva

■創成館・稙田監督

足が速く見えると思った」

出典:毎日新聞

オールドスタイルでユニフォームを着用する選手の足が速く見えるように(?)、白いスパイクを着用することで相手チームに視覚的な影響を与えることができそうです。

白スパイク導入は簡単ではない?!

ここまで紹介したように、白スパイクには機能(+情緒)的な効果が監督・選手・メーカーそれぞれから明らかになっています。それでも、では白スパイクに、と簡単にはいかない事情もあるようです。

全国制覇経験のある強豪2校のケースを紹介します。

-報徳学園の場合

大角健二監督は「メーカーによると、黒と比べて体感温度が6~7度違う」と、OB会に断りを入れて2月に導入。

出典:スポニチAnnex

-東海大相模の場合

黒のままというのはいろいろな理由があると思うんですが、一つは相模の伝統を重んじるということもあったと思います。ユニホームにしても上から下まで先輩方から受け継いできたものがある。スパイクもその一つ

出典:東スポWeb

前者はOB会に断りを入れて白スパイク着用の承認をもらったケース。後者は、伝統として黒スパイクの着用を継続したケースです。

東海大相模の記事にもあるように、着こなしも含めて伝統であるという前提にたった場合、その伝統とは異なる白スパイクの扱いには慎重にならざるを得ないという事情があるようです。

とはいえ、東海大相模高校も上記引用部の後には以下のような記述もございました。

長谷川将也部長は違う視点でこうも明かした。「今後、選手の意見も聞きながら(白スパイクを)導入することも考えられます」と柔軟な姿勢を示した上で「汚れにくいとか耐久性とか、そういうところも知りたい。やはり高校野球を続けるにはお金がかかりますので。黒スパイクに比べて、買い替えの頻度が多くなると(おのずと各家庭の)経済的負担は増える。できるだけ負担を小さくしたいというのが、考え方の一つとしてあります。選手の要望なども参考に、そういうところも踏まえて考えていくことになると思います」。

出典:スポニチ Annex

出場選手たちが使用したスパイク

いよいよここからが本編になります。

何種類のメーカーが登場したのか?

まず、全体で何社のスパイクが登場したのかについて紹介します。

 

※集計中※

メーカーシェアランキング

使用人数順のランキングを紹介致します。

 

※集計中※

カラーシェア&チーム内訳

冒頭でも紹介したとおり、チームで白黒ユーザーの混在が認められていましたが、今大会では全チームが色を統一していたため、人数シェアではなく、チーム数シェアとして集計いたしました。

以下がその結果になります。

出場32校中、【黒:18校】【白:14校】となりました。

続いて、学校別の内訳をみていきたいと思います。

まとめ

 

※集計終了後に加筆予定※

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