【タイトルホルダーのギア】ゴールデングラブ×グラブ-まとめ-【202年更新版】

このページの最終更新は22年11月23日です

こんにちは。

バックネット裏(@baseballbacknet)です。

今回のテーマは、守備の名手に贈られる「ゴールデングラブ賞」です。

こちらの記事を読んでいただくことで、以下の疑問がスッキリするはずです。

バックネット裏

・そもそもゴールデングラブ賞って何だっけ?

・どうやって選出されるの?

・歴代の受賞者は誰?

・受賞した選手が使用していたグラブのメーカーは?

では、早速確認していきましょう。

※ページ最下部にポジション別のリンクを貼っていますので、賞の概要等についてすでにご存知の方はスクロールしてお進みください!

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そもそもゴールデングラブ賞とは?!

まず最初に、この記事の大前提となる賞の概要について、大枠の部分から整理していきます。

疑問①:”いつから”ある賞なのか

ゴールデングラブはいつから表彰がはじまったのでしょうか。

その歴史を紐解くために公式サイトを参照します。すると以下のような記載がございます。

1972年にダイヤモンドグラブ賞としてスタート。1986年に三井ゴールデン・グラブ賞という現在の名称になりました。

-出典:三井・ゴールデングラブ賞 公式サイト

この記事を執筆している2022年から遡ることなんと50。和暦にすると昭和47年。

この年の代表的な出来事といえば、セ・リーグでは王貞治選手(ジャイアンツ)の通算500号HR、パ・リーグでは野村克也選手(ホークス)の通算550号HR。

賞の創設当初はダイヤモンドグラブ賞という別の名称がついていたようです。

“約半世紀前”と表現するとかなり前から存在する賞であることが分かるのではないでしょうか。

疑問②:”どこが”表彰している賞なのか

先程紹介した公式サイトをご覧になっていただいた方は気づかれたかと思うのですが、ゴールデン・グラブ賞の正式名称は

「三井ゴールデン・グラブ賞」

といいます。

1972年に始まったダイヤモンドグラブ賞は、1986年から「三井広報委員会」がスポンサーとなり「ゴールデン・グラブ賞」とその名称を変更しています。

三井広報委員会について詳述することは避けますが、気になる方は是非以下のリンク先でご参照ください。

三井広報委員会 活動紹介パンフレット

疑問③:”誰が”、”どのように”選出しているのか

賞である以上、受賞する選手を選出しなければいけません。

では、その選出は「誰が・どのように」おこなっているのでしょうか?

私自身、

バックネット裏

・どうやら、記者の方々が選出しているらしい

ということは知っていたのですが、この記事を書くまで具体的にどのように選出しているかまでは知りませんでした。

公式サイトには選考者について以下のような記述があります。

日本のプロ野球選手のうち、選考基準に達したプレイヤーのなかから、新聞社、通信社、テレビ局、ラジオ局のプロ野球担当記者として5年以上にわたり現場での取材を主に担当している記者の方々が投票で選ぶ権威ある賞の一つです。

-出典:三井・ゴールデングラブ賞 公式サイトより-

マスメディア各社でプロ野球担当を5年以上務めたという条件を満たす方が投票権を持っているようです。

ちなみに、2022年のゴールデングラブ賞を選定するにあたり、その権利を持っていた記者は

  • セ・リーグ:295人
  • パ・リーグ:263人

だったようです。

各球団均等割ではないと思われますが、単純に6球団で割り戻すと、1球団あたり約40人〜50人の担当記者が就いている計算になります。

なお、投票は選挙のように紙に記述して投票BOXへ投入、という形式ではなく、電子投票形式を採用しています。

疑問④:”誰に”投票しているのか

先程の引用文を初めて読んだ際、以下の疑問がわいてきました。

バックネット裏

・”選考基準に達したプレーヤー?”

・どんな基準なの?

つまり、どの選手にでも投票できるわけではなく、ある一定の基準を満たした選手にのみ投票できるということのようです。

ではその基準とはどのようなものでしょうか。

以下が参考になります。

  • 投手は規定投球回数以上投球していること、又はチーム試合数の1/3以上登板していること
  • 捕手はチーム試合数の1/2以上捕手として出場していること
  • 内野手はチーム試合数の1/2以上1ポジションの守備についていること
  • 外野手はチーム試合数の1/2以上外野手として出場していること

-出典:三井・ゴールデングラブ賞 公式サイトより-

ポジションにより基準は異なりますが、2022年シーズンにおける条件は要約すると以下のようにも言い換えることができます。

2021年シーズンにおける選考基準

  • 先発投手:規定投球回(=144回)以上の登板。
  • 中継投手:48試合以上の登板
  • 捕手  :72試合以上の出場
  • 内野手 :“同じポジションで”72試合以上(異なるポジションは合算せず)出場
  • 外野手 :“ポジションは問わず”72試合(外野手として)以上出場

以上の条件を満たす選手はこちら

マリーンズのキャッチャーや、ジャイアンツのファーストなどが資格保有選手無し(空欄)となっていることが分かるかと思います。

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受賞した選手は何がもらえるの?

これまで紹介してきたような条件を全て満たし、各ポジション別で最多得票を得た選手が見事受賞となります。

そして受賞した選手たちが受け取るものは下記3点です。

トロフィー

1つめはゴールデングラブ賞の象徴、ゴールドのグラブです。

以下の画像は2018年シーズンの受賞者集合写真です。

出典:週刊ベースボールONLINE

トロフィーとは呼ばれているものの、こちらのグラブは金色に鞣した革を使用した本物のグラブです。

基本的にはその選手が使用したグラブの型に基づいて制作されており、受賞者が確定してから式が開催されるまでのわずかな期間で制作されています。

かつて、賞の常連だった井端さんはこのグラブでキャッチボールを行ったということでニュースになっていたこともあります。

ちなみに、台座も含めたトロフィー自体の重さは約4kgもあり、笑顔で掲げ続ける選手の筋力はさすがだなと、違う視点でも尊敬していまいます。

賞金

2つめは、副賞としての賞金です。

その金額は¥500,000と設定されています。

名誉

そして最後は、形の無い“名誉”ではないかと考えます。

47年の歴史の中でNPB史の各年代を彩ったスター選手たちが受賞をしてきました。その中に自らの名前が加わるというプライスレスな名誉を得ることができるのです。

こちらはやや古い記事ですが、最も多くの選手が受賞したい賞の一つとしてゴールデングラブ賞を挙げているようです。

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ポジション別記事へのリンク紹介

 

以上、ゴールデングラブ賞の概要について振り返って来ました。

いよいよここからは各ポジション別に歴代の受賞選手と使用していたグラブメーカーをあわせて紹介していきます。

ポジション別に記事を分けておりますので、気になるポジションの記事を是非ご覧ください。

バッテリー

投手

【タイトルホルダーのギア】ゴールデングラブ×グラブ-ピッチャー篇-【2022年更新版】

2019年10月26日

 

捕手

【タイトルホルダーのギア】ゴールデングラブ×ミット-キャッチャー篇-【2022年更新版】

2019年10月18日

 

内野手

一塁手

【タイトルホルダーのギア】ゴールデングラブ×ミット-ファースト篇-【2022年最新版】

2019年10月18日

 

二塁手

【タイトルホルダーのギア】ゴールデングラブ×グラブ-セカンド篇-【2022年更新版】

2019年11月3日

 

三塁手

【タイトルホルダーのギア】ゴールデングラブ×グラブ-サード篇-【2022年更新版】

2019年11月3日

遊撃手

【タイトルホルダーのギア】ゴールデングラブ×グラブ-ショート篇-【2022年更新版】

2019年11月4日

 

外野手

外野手

【タイトルホルダーのギア】ゴールデングラブ×グラブ-外野手篇-【2022年更新版】

2019年10月18日

 

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まとめ

シーズン別ゴールデングラブ受賞者

2022年

有資格者はこちら
選手名をクリックすると該当ページに遷移します。

ポジション \ 選手 セ・リーグ パ・リーグ
選手名(所属) グラブメーカー 選手名(所属) グラブメーカー
投手 森下 暢仁(C) asics 山本 由伸(Bs) NIKE
捕手 中村 悠平(Ys) ZETT 甲斐 拓也(H) ハタケヤマ
一塁手 中田 翔(G) ミズノ 中村 晃(H) SSK
二塁手 菊池 涼介(C) ミズノ 外崎 修汰(L) wilson
三塁手 岡本 和真(G) Rawlings 宗 佑磨(Bs) Rawlings
遊撃手 長岡 秀樹(Ys) ミズノ 源田 壮亮(L) ZETT
外野手① 塩見 泰隆(Ys) asics 髙部 瑛斗(M) asics
外野手② 近本 光司(T) asics 辰巳 涼介(E) ミズノ
外野手③ 岡林 勇希(D) ミズノ 福田 周平(Bs) BEN

 

シーズン別ゴールデングラブ受賞者

2021年

有資格者はこちら
選手名をクリックすると該当ページに遷移します。

ポジション \ 選手 セ・リーグ パ・リーグ
選手名(所属) グラブメーカー 選手名(所属) グラブメーカー
投手 柳 裕也(D) ミズノ 山本 由伸(Bs) Ip Select / NIKE
捕手 中村 悠平(Ys) ZETT 甲斐 拓也(H) ハタケヤマ
一塁手 ビシエド(D) ミズノ 中村 晃(H) SSK / wilson
二塁手 菊池 涼介(C) ミズノ 中村 奨吾(M) ZETT
三塁手 岡本 和真(G) Rawlings 宗 佑磨(Bs) Rawlings
遊撃手 坂本 勇人(G) ミズノ 源田 壮亮(L) ZETT
外野手① 鈴木 誠也(C) asics / Rawlings 荻野 貴司(M) asics(DESCENTE)
外野手② 近本 光司(T) asics 辰巳 涼介(E) ミズノ
外野手③ 大島 洋平(D) SSK 柳田 悠岐(H) UNDER ARMOUR

 

2020年

ポジション \ 選手 セ・リーグ パ・リーグ
選手名(所属) グラブメーカー 選手名(所属) グラブメーカー
投手 菅野 智之(G) ミズノ 千賀 滉大(H) ZETT
捕手 梅野 隆太郎(T) SSK 甲斐 拓也(H) ハタケヤマ
一塁手 ビシエド(D) ミズノ 中村 晃(H)/中田 翔(F) SSK / ミズノ
二塁手 菊池 涼介(C) ミズノ 外崎 修汰(L) wilson
三塁手 高橋周平(D) 久保田スラッガー 鈴木 大地(E) ミズノ
遊撃手 坂本 勇人(G) ミズノ 源田 壮亮(L) ZETT
外野手① 鈴木 誠也(C) asics 柳田 悠岐(H) UNDER ARMOUR
外野手② 大島 洋平(D) SSK 大田 泰示(F) ミズノ
外野手③ 青木 宣親(Ys) wilson 西川 遥輝(F) adidas

 

2019年

ポジション \ 選手 セ・リーグ パ・リーグ
選手名(所属) グラブメーカー 選手名(所属) グラブメーカー
投手 西 勇輝(T) SSK 千賀 滉大(H) ZETT
捕手 梅野 隆太郎(T) SSK 甲斐 拓也(H) ハタケヤマ
一塁手 ロペス(DB) SSK 内川 聖一(H) ミズノ
二塁手 菊池 涼介(C) ミズノ 浅村 栄斗(E) 久保田スラッガー
三塁手 高橋 周平(D) 久保田スラッガー 松田 宣浩(H) UNDER ARMOUR
遊撃手 坂本 勇人(G) ミズノ 源田 壮亮(L) ZETT
外野手① 丸 佳浩(G) asics 秋山 翔吾(L) SSK
外野手② 鈴木 誠也(C) asics 荻野 貴司(M) デサント
外野手③ 大島 洋平(D) SSK 西川 遥輝(F) adidas

 

2018年

ポジション \ 選手 セ・リーグ パ・リーグ
選手名(所属) グラブメーカー 選手名(所属) グラブメーカー
投手 菅野 智之(G) ミズノ 孝之(E) ミズノ
捕手 梅野 隆太郎(T) SSK 甲斐 拓也(H) ハタケヤマ
一塁手 ロペス(DB) SSK 中田 翔(F) NIKE
二塁手 菊池 涼介(C) ミズノ 中村 奨吾(M) ZETT
三塁手 宮﨑 敏郎(DB) ミズノ 松田 宣浩(H) UNDER ARMOUR
遊撃手 田中 広輔(C) asics 源田 壮亮(L) ZETT
外野手① 丸 佳浩(C) asics 秋山 翔吾(L) SSK
外野手② 大島 洋平(D) SSK 柳田 悠岐(H) UNDER ARMOUR
外野手③ 平田 良介(D) SSK 西川 遥輝(F) adidas

 

2017年

ポジション \ 選手 セ・リーグ パ・リーグ
選手名(所属) グラブメーカー 選手名(所属) グラブメーカー
投手 菅野 智之(G) ミズノ 菊池 雄星(L) asics
捕手 小林 誠司(G) ZETT 甲斐 拓也(H) ハタケヤマ
一塁手 ロペス(DB) SSK 銀次(E) ミズノ
二塁手 菊池 涼介(C) ミズノ 鈴木 大地(M) ミズノ
三塁手 鳥谷 敦(T) 久保田スラッガー 松田 宣浩(M) UNDER ARMOUR
遊撃手 坂本 勇人(G) ミズノ 今宮 健太(H) UNDER ARMOUR
外野手① 丸 佳浩(C) asics 秋山 翔吾(L) SSK
外野手② 鈴木 誠也(C) asics 柳田 悠岐(H) UNDER ARMOUR
外野手③ 桑原 将志(DB) ミズノ 西川 遥輝(F) adidas

 

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